毎朝 バタバタ

朝、高校生のために弁当を作る。
30分で作って、30分冷蔵庫で冷やす。

チャーハンとオムライスと白米のローテーション。あとはチンチンおかず。最近じゃぁ自然解凍おかずもあって、便利な世の中よ。
だから、何てことはないの。弁当作りは………。
ただね、その時間に中学生が起きてきて、パン焼いてだの、水筒入れてだのうるさい!!
とかく女の子は支度に時間がかかる。
もっと早く起きなよ。って言ったら、
もっと早く起こして。
だって。無理!!
私だって、ぎりぎりまで寝ていたいもん。


毎朝5時50分に起きる日々。
一体いつまで続くんだい??
ワタシャ、夜型人間なのよ。

娘よ。公言通り、高校生になったら自分で弁当作ってくれるんだろうねぇ??

開放される日を楽しみにしてるよ〜〜〜〜

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おやすみ〜ぃ

なんでだろう?

いつも眠い。

朝起きて2時間くらいたつと、

眠い(´Q`)。oO

ちょっとのーんびりしたり、うたた寝して復活。


その後、仕事先が車で15分もあろうものなら、
ヤバイ。
居眠り運転。

家にいるときは、
もちろん我慢できずに昼寝。

昼食後はもっと大変。

仕事中も眠い(ρд-)zZZ


家にいるときは、1時間以上爆睡。
起きた時、いつも焦る。

今日何曜日??
何時??
みんな遅刻??

あ。昼寝してたんだった。
てな具合に。


あー眠い(*´0)ゞファァ~~


一体この眠気は、何なんだろう?

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早過ぎるじゃろ?

朝、出かける準備に時間をかける、長女ドリー。6時に家を出るから、5時に起こして………と言う。
ワタシャ 一体何時に起きるんだ??

のーんびりしたい土曜の朝。
何が楽しくて5時前に起きにゃならんのだ。

その後寝てやる!
絶対寝てやる!!

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進行中

随分、進んでしまったような気がします。

 

 

 

あまりよろしくない感じです。

 

 

 

辛くなってきました。

 

 

 

ここら辺で止まって欲しいです。

 

 

 

 

 

 

老眼。

 

 

 

悲しいです。

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無題③

実は目の前にある原稿、
この辺りからしばらく、話のつじつまを合わせるためだけの薄っぺらな内容になってるんだよなぁ~(汗)
そう来るか?プップップーッって感じに・・・。
悩む気なかったんだけど・・・。
そのまま載せちゃえばいいだけなんだけど・・・。
ううう・・・。

**************************

「えっ、ええ ――― ごめん、今日はやめておくわ」
その言葉に驚きと戸惑いを感じながらも
「あ、そう」
 とそっけなく返してみた。何だかとても残念な気がしたが、その場は素直に立ち去ることにした。
「それじゃぁ俺、部活あるから」
 彼女に背を向け足を一歩踏み出したとき、
「あ、やっぱり、ちょっと待って!」
 そう言って制服の裾を握られ、俺はドキッとし立ち止まった。心の中が期待でいっぱいになる。ニヤつく顔を必死でこらえできるだけ平静に、平静に ―――。
「ん?」
 俺はゆっくり振り向き、河崎浩子と向かい合った。胸が高鳴り体中が脈打った。心臓の音で彼女の声が聞こえなくなるんじゃないかと心配すらした。
「仁君」
 しかし次の言葉で俺の高鳴る鼓動は一瞬にして消えていった。
「失礼でなかったら、あなたの家族構成と、生い立ちを聞かせて欲しいの」
「はぁ?」
「実は、私の父は刑事で、十数年前のある事件を追ってるんだけど、もうすぐ時効になっちゃうの」
「はぁ!?」
 俺は裏切られた期待と、河崎浩子の突拍子もない言葉に、倦怠感を感じ首をうな垂れた。
「ねぇ、俺、部活行っていい?」
「どこをどう探してもないのよ。あなたの過去が」
 背中にかけられた言葉に荒立ちを感じた。なぜ俺ですら考えようとしなかった過去を、こいつは勝手に調べようとしてるんだ?俺は今の家族でとても幸せだし、十分満足している。今更俺の過去の話を持ち出してどうしたいんだ?
「お前には関係ないだろ」
 彼女に背を向けたまま苛立つ気持ちを抑えるように静かにそう言って、俺は足早にその場から立ち去った。

 

――― どこをどう探してもないのよ。あなたの過去が ――― 
「畜生!集中できねぇ!!」
 俺は上がらないタイムに対する苛立ちを、河崎浩子の言葉の所為にして水面を叩きつけた。
「苛立ってるなぁ。今のお前となら勝てそうな気がする」
 輝がそう言って俺の前を横切って泳いでいった。俺はムッとして輝を追った。プールサイドに上がると目の前に輝が真顔で立っていた。
「勝負だ!!」
 俺は苛立つ気持ちをぶつけるようにそう言い放った。
「望むところだ」
 百メートル自由形。練習中の部員にはプールサイドに上がってもらった。入部してからずっと、いや、それ以前から俺は輝に負けたことがない。と言うか、圧勝だった。それが、昨年の夏からメキメキとタイムを上げはじめ、その差は縮まるばかり。それでもまだ腕一本分の差はある。結果は明らかなはずなのに、なぜ、あんな挑発に乗ったのか。自分でも分からなかった。
 「位置について」
 レーンをひとつ空けてそれぞれスタート台に立った。
「用意」
 身体をぐうっと折りたたむと、「ピィッ」とスタートの笛が鳴り響びく。得意なスタート。完璧なバサロ。百メートルを集中して泳ぎきった。
「ぱぁっ」
 水中から顔を出し「どうだ!?」とばかりに輝を見ると、息を切らしている俺とは対照的に、涼しい顔で笑みを漏らしこちらを見る輝がいた。
「お前、泳いでないじゃ・・・」
 そこまで言いかけたところで、タイムを計ってくれていたマネジャーが大騒ぎしながら走ってきた。
「新記録よ、新記録!しかも、今度の大会記録とタイ記録!!」
 その言葉に、部員全員が集まり大騒ぎとなった。その中で一緒にはしゃぐ輝を見て俺は、「してやられた」と思った。また助けられたのだ。俺はとても暖かな気持ちになっていた。
「ありがとう」
 そう呟き俺は、みんなと一緒になってはしゃいだ。そうさ、俺は日暮仁。義母と義妹との三人で仲良くやっていくんだ。これからもずっと―――。しかし、その思いは叶わなかった。俺の中で、何かを知っているもう一人の俺と、その俺を探す河崎浩子がそうさせてはくれなかったのだ。

         なんだか続いちゃってます(汗)

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寒いっすわ。

六月でっせ。

なのに何ちゅう寒さ。

まぁ、
「あ゛づい」
ってヨレヨレになるよりはましですがね。

さ~て。
何もかもが中途半端に手をつけたまま止まってるなぁ。
ひとつずつ片付けなきゃ。

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巡りめぐる~

めちゃくちゃ久しぶりに

  

 

ブログ巡りやってみた。

 

 

一時間。
あっという間に一時間・・・。

この時間の流れの速さに付いていけず、
ブログ巡りを辞めてた次第ではありますが・・・。

じゃぁなぜ今日は?って?

 

 

 

なんとなく。

です。

 

はい。

 

久しぶりにブロ友(だった?)の近況を見ることができました。
コメント残した方と、残さなかった方がいますスミマセン。
別に深い意味はありません。

 

 

次のブログ巡りはいつになるか、どこに訪れるか分かりませんが、
その節は、よろしくお願いしますネ。

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唐突に余談ですが・・・。

先日。
と言っても昨日(何だか遠い過去のように感じたじょ)
少林寺拳法愛知県大会に出場してきた。
もうかれこれ何回目?
6連続出場?(エントリーすれば出れる)
その間ず~っと思ってきたことがある。
思ってて口にしなかったこと。
それは・・・。
とっても演武のうまい男子がいまして、
それはそれは、その方たちが気になって気になって。
 

 

 

そのお顔が、どこぞのギターリストを連想させるんです。
似てるって言うか、連想させるんです。

全体的にこじんまりさせた感じなんですが、
じ~っと見つめていたくなるんです。

そのくらい私に言わせれば似てるんです。

そしてしかもその方々双子なんです。
わかります?

こじんまりしたハルイチさんが二人・・・。
ドキドキします。
どこがどうハルイチさんを連想させるのかしっかり見ていたいんですが、ハルイチさんと目が合ったみたいな錯覚に陥ってドキドキしちゃって無理。それに、女子が男子をじ~っと見つめるって・・・ねぇ・・・。
どうおもいます?

毎回ときめいてしまいます。

「似てるって言われません?」
って聞いてみたい気もしますが、
その時点で現実に引き戻されてときめきが終わってしまう気がして・・・。

まったくの別人ってひと目でわかるけど、
彼らは私の中で、ハルイチさんでいて欲しいの。
こじんまりとしたハルイチさん、
今度は全国大会で会いましょう。

追記:私の職場の統括。
    顔の雰囲気が昭仁さんなの。目の下のくまが似てるのかな?あと口元と・・・。
    もう50を過ぎたおばさんなんだけどね。

 

         どうでもいいお話でした。

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無題②

 いやはや、手直しまったく無しってのは、少々辛い・・・。
ってなわけで、表現くらいは手直し入れたりして進めていきたいと思います。
大幅な手直しは今のところ考えておりません。

*************************

 「父さん、今度の日曜日、どこに連れて行ってくれる?」
「そうだなぁ。水族館にでも行くか」
「本当?」
「本当だとも」
「本当だね、約束だよ」
 少年―――、いや、少年だった頃の俺は前方にスキップしたあと父親のほうを振り返った。
「!?」
 父親が、さっきとは想像もつかないほど恐ろしい顔をして俺に近付き、いきなり俺の首を締める。苦しさのあまり硬く目を閉じ、心の中で叫んだ。
――― 父さんやめてよ。苦しいよ。父さん!―――
「と ――― さん ――― くる ――― し ――― い」
 そしてわずかに開いた目に一瞬映ったのは、まったくの別人だった。
――― 違う。父さんじゃない ―――
「たす ――― て ――― と ――― さん ―――」
 薄れる意識の中、もはや苦しさすら感じなくなりかけた時、遠くで別の声が聞こえた。
「お兄ちゃん!お兄ちゃん!!」
――― 誰だ?お兄ちゃん?俺のことか?俺には妹なんか ―――
 急激に引き戻される意識。突然開けた目の前にいるのは見知らぬ少女。
「お兄ちゃん!!」
 そう言って今なお身体を揺らす少女の手を払い除け俺は叫んだ。
「誰だ、お前!」
 少女は何も答えない。俺は気持ちを落ち着かせ、もう一度少女の顔を見た。そこには呆気に取られた顔でこちらを見る敏子がいた。
「としこ―――」
 俺はそれ以上言葉が出なかった。
「お兄ちゃんどうしたの?」
「え?あっ、その―――」
 弁解の言葉がない。何しろ義妹に向かって『誰だ、お前!』と叫んだのだから。
「うなされてたよ。大丈夫?」
「あ、ああ。なんともない。ありがとう」
 そう言って俺は敏子の頭を軽く撫でた。
「もう!子供じゃないって!!早くしたくして学校行かないと遅刻するよ」
 敏子は怒った口調とは裏腹にうれしそうな顔をしていた。部屋を出て行く間際に思い出したかのように立ち止まり振り向いた。
「あ、さっき電話があったんだけど、バイトの新聞屋さんが、無断欠勤したってカンカンだったよ。風邪ひいて寝込んでるって言ったら、初めてのことだし多めに見るけどそういう時は連絡して下さいだって。感謝してよ」
 そう言って、いかにも貸しを作ったと言うようにウインクをして軽やかに部屋を出て行った。俺は少し呆気にとられたあと、バイトのことをすっかり忘れていた自分に喝を入れるように両手で軽く頬を叩いた。

 6時間目終了のチャイムが鳴り終わり、皆があわただしく教室から出て行く。
「さぁ、輝!行くぞ!!」
 俺は輝の肩を叩き部活へと誘った。
「んー」
 いつものように気の抜けた返事が返ってくる。その時、「あの~」と後ろから肩を叩かれ振り向くと、河崎浩子が立っていた。
「あのぉ、少しお話したいことが―――」
 俺は驚き、カバンを落としそうになった。
「えっ?でも、俺、今から部活で―――」
 女子にこんな風に声をかけられたのは初めてだったので、どう答えていいのかわからなかった。誤解されては困るが、別に俺がモテなかったと言うわけではない。自分で言うのもなんだが、この顔にこのスタイルはまんざら悪くないと思っているし、女子からはよく声をかけられる。が、出会って二日目で、しかも一目惚れの相手に声をかけられるなんて想像もしていなかった。必要以上に緊張し、しどろもどろする俺の首に輝が腕をかけ軽く締め言った。
「よっ、色男!スカート掴んだのが愛の始まりか?お前にはちょっともったいないけど、仕方ないなぁ。オッケーしちまいな」
「あ、ああ―――」
 輝のその言動に俺は最初、照れ笑いしていたのだが、次の瞬間心が一変して凍りついた。
「どうした?早く返事してやれよ」そう言って首に巻きつけていた輝の腕が少し強くなったことで、今朝の夢が鮮明に思い出されたのだ。
「離せ!!」
 気が付いたときには、輝は床にしりもちをつき、俺の顔を見つめていた。
「ゴメン」
 俺は一言謝り、静かに手を差し伸べた。
「どうしたんだよ。いきなり」 
 俺は何も言えなかった。
「まぁ、可愛い彼女の前だ。しょうがないか」
 場の雰囲気を和ませるような口調で再び茶化し始めた。
「何!!」
「冗談、冗談。やっといつもの仁に戻った。俺、先に行ってるからな」
「ああ」
 輝は頭の回転が良く、そして優しかった。そんな輝に俺は感謝した。やがて教室の中は、俺と彼女の二人っきりとなった。
「と、ところで話って、何?」
 俺は、照れ隠しに少し面倒臭そうに尋ねた。

***********************

続き                     

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無題①。(そのうち考えますわ)

 なんだか無性に、小説をUPしたくなり、
けれど、今更新しいものを書く気までは起こらず、
それでも押さえきれなくなってしまったので、
書いてみました。

高校のときに書いた小説。
めんどくさいから、誤字脱字以外ほとんど手直しなしで載せていきます。
原稿用紙50枚くらいの短編推理小説?
正確には推理小説を書きたかった小説。←なんじゃそりゃ
展開がイマイチどうやっていけばいいのか分からず、
無理やり仕上げた感じもある、
初々しい作品。
数回に分けて連載します。
まぁ、暇つぶしに読んでって。

*****************************

  まな板、包丁、乱雑に置かれた食器のある台所。六畳二間の古い家。
――― 一体ここはどこだろう ―――
四,五歳の少年が一人で遊んでいる。横で寝ているのは、その子の父親だろうか。だいぶ酒に酔っているみたいだ。
「うるさい!!」
 少しくらい子供のおもちゃの音が騒がしいからって、何もそう怒鳴らなくても ―――。
しかし少年は気にしていない。聞こえないのだろうか。その時、父親が立ち上がり少年の襟を掴み上げた。そうとう酔っているらしい。足元がふらついている。あっ!父親の手のひらが高く上がった。殴られる。逃げるんだ。体当たりでぶつかれ!そうだ!!
 少年は二,三歩後ろへ下がった。父親は後ろへよろけていく。
何だろう。後ろで何か光っている。あっ、いけない!それ以上!!
「うわーぁ!!」
 父親の叫び声に少年は驚いた。父親はそのままうつ伏せに倒れた。背中には包丁が深く刺さっている。
――― 逃げろ!逃げるんだーっ!!―――

 「いっていきまーす」
 俺、日暮仁。十八歳、高校三年生。今から十二年ほど前、この家に引き取られたらしいのだが、まったく覚えていない。と言う義親不孝な息子である。
 家族は義母の時子と俺と義妹の敏子の三人暮らし。義父は敏子が生まれる前に事故死したらしい。
 義母は昼間は近所のスーパーでレジをし、夜は造花作りの内職をしている。義妹はこの春、女子高に入学した。そして俺は ―――。

 「オッス、仁!」
 こいつは俺がここへ来てからの友人、輝だ。
「んーおはよー」
「元気ないなぁ。どうしたんだ?」
 輝は俺の背中を強く押した。危うくこけそうになったが、何とか体勢を立て直した。
「おい、大丈夫か?」
 俺の顔を覗き込む輝に思いっきり『あっかんべぇ』をしてやった。輝は姿勢を戻し、咳払いをひとつして言った。
「仁、お前最近おかしいぞ。やっぱ無理なんじゃないか?部活とバイトの両立」
「ん?」
「水泳部入っててただでさえ疲れるのに、毎朝、それも朝早くから牛乳配達なんて―――」
 そう、俺は去年の夏から牛乳配達のバイトをしている。敏子を高校へやるためにはお金がいる。義母ひとりでは大変だ。そう思って軽い気持ちで始めてみたが、現実はそう甘くはない。現に輝の言うとおり部活とバイトの両立は非常に疲れる。かといって今更辞めるわけにもいかず ―――。
「バイトなんて辞めちまいな。お前ひとり牛乳配達やっていようがなかろうが、家の収入たいして変わんねぇだろ?」
 輝がぶっきらぼうに言った。
「そんなこと ―――!」
 あるんだよな。でも ―――。
「今更やめるわけにもいかないかぁ」
「あっああ」
 俺には答えようがなかった。

 「あっ、いっけねぇっ。数学の教科書忘れたぁ」
「二組、今日数学あるぞ」
「おっ、サンキュー」
 俺は素早く席を立った。チャイムが鳴るまでにと教室の扉を開けたその時、一瞬足が宙に浮き、目の前が真っ白になった。
――― どうしたのだろう?――― 
「キャァーッ」
 後ろの方で女子の叫び声が ―――。だんだん遠くなる ―――。

 「ん?ここはどこだ?」
 霧で前がよく見えない。誰かいる。ナイフを持って俺の左手首を―――。殺す気か?ああ、気が遠くなる。
「誰か!!」
 声にならない。このまま死ぬのはいやだ!!
――― 声が聞こえる。
「仁!仁!!」
 しだいに声は大きくなった。
「仁、仁!!ああっ!やっと目を覚ました。大丈夫か?」
「えっ?」
 俺は、ベッドに寝ていた。傍には輝と、見たことのない女子が立っていた。
「だいぶうなされてたぞ」
「あっ、ああ」
「疲労と、睡眠不足だそうよ」
――― 俺は一体?―――
 教科書を借りに教室を出ようとした瞬間、体が宙に浮いて―――。
 「本当に覚えてないのか?」
 光るが呆れた顔で言った。そして説明してくれた。
「――― それでお前は、その転校生のスカートの裾を握り締めたまま、その場で意識不明」
 疲労と睡眠不足で倒れるとは情けない。そう思いつつ顔を上げた。
「彼女がその転校生」
「河崎浩子と言います。よろしく」
「よ、よろしく」
 身長一六三センチくらい、中肉中背。色白で、そして一番印象的なのは、くっきりとした大きな目。俺好みのタイプ―――。
「仁!何じぃっと見とれてるんだ?」
 俺は自分で、自分の顔が赤くなるのがわかった。
「じゃぁ私、先生に呼ばれてるから。お大事に」
 そう言って彼女―――河崎浩子は保健室を出て行った。
「おい、いつまで、どこ見てんだよォ。もう行っちまったぜ、彼女」
 俺は、ハッとした。
「仁、お前、彼女に一目惚れしたな?」
 輝が俺に顔を近づけて言った。
「ちっ、違うよ!!」
 俺は、この否定の言葉に自信がなかった。
「おい、それよりさっき、左手首をサポーターの上から握り締めて苦しそうにしてたけど、どうかしたのか?」
 輝が急に真剣になった。俺は思い出したかのように左手首のサポーターを見た。ナイフでパックリ切り裂かれた手首は、どんなに押さえても出血が止まらない。そんなさっきの夢が重なり、俺は慌てて首を振った。
「いや、なんでもない。悪い夢でも見てたんだろ」
 そう言ってごまかしてはみたが、俺の動揺は治まっていはいなかった。なぜならこのサポーターの下には身に覚えのない、大きな傷跡があるからだ。
 その時入り口の戸が開いた。
「あら、日暮君。今日は水色ラインのサポーターなのね」
 養護の先生だった。
「顔色も良さそうだし、午後からの授業大丈夫そうね。さぁ、二人とも、早く教室に戻らないともうすぐチャイムが鳴るわよ」
 俺たちは、保健室を追い出された。

 その日俺は部活を休み、家に帰るなり風呂に入ったあと、無理やり夕食を詰め込むと
さっさと自分の部屋に入り布団にもぐった。目をつむると昼間のあの夢を思い出す。
――― なぜ、あんな夢を?この傷と何か関係があるのだろうか?―――
 俺は、左手首にある大きな傷跡を指でなぞってみた。
 俺はなぜだかこの傷跡を見るのが怖い。だからいつもサポーターで隠している。友達は気にしすぎだと言うが、とにかく見ていたくないのだ。しかし今日は違う。何より、昼間の夢が気になって仕方ないのだ。
 俺はいつの間にか眠りに入った。その時はまだ、あの夢がどういうことを意味しているのか考えもしなかった。

*****************************

続き

 

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